-再び、被災地へ
前回の活動から5か月が経ち、私たちは再びスリランカを訪れました。再訪の目的は支援活動ではなく、被災地の現状確認と前回の活動の反省です。 自分たちが行ったことを自己評価していくことで次の活動をより良いものにしていこうと思います。
-復興へ向けて確かな歩み
キャンプの多くは閉鎖されていて、前回は建設中だった仮設住宅への入居が進んだようです。 人々の生活が戻り始めてきた、という印象を受けました。
前回、南部で船(カタマラン)を贈与した漁師たちは遠くの漁場にいってしまっていたので、比較的近くにいた3人が会いに来てくれました。 自宅に伺うと、カタマランは家のうらの目に着くところに置いてありました。大事に使ってくれているようです。 また残っていたキャンプではNICCOの青空英語教室が行われていたので、少しお手伝いもしてきました。
Batticaloaでは、学校が夏休みに入っていたので寄付した学校用具については確認ができませんでした。しかし、靴を寄付した学校は開いていたので、行ってみるとみんな履いていてくれました。 キャンプに寄付した自転車はその後さらに寄付があったようで、 80/91の家族が自転車を所有できた、とのことでした。 浜辺にはブルドーザーが導入されていて、すっかりきれいになっていました。
-津波がもたらした新たな課題
ある現地の人の「津波が人々のプライドを失くしてしまった」という言葉が印象に残りました。過剰な寄付が本来なら自分で立ち上がるべきの人々をダメにしてしまったそうです。 支援活動や寄付は、不注意に行えば妬みや不満の原因にもなります。団体の大小に関わらず、互いにできる限り連絡を取り合い、寄付について考えるようにしていきたいと思います。